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バイエルンの山並み0323034.jpg

場所:ポッセンホーヘン

いつ:1853年6月

年齢:16歳

姉のヘレネとは違い感受性が強く野山を駆け巡ったり部屋に閉じこもり夢見がちに詩をつくったりしていた。

なかでも特に乗馬に夢中だった。

ミュージカルの歌詞にも「鳥のように解き放たれて」と歌うシーンがありこの詩が元ではないか。

おお、ツバメよ
わたしにお前の翼を貸し与えよ
おお、わたしをはるかの国へといざなえよ
なんと喜びに満ちて
わたしはすべての枷をうち破ることか
何と幸せにあふれて
束縛の網を断ち切ることか

おおわたしは
お前と共に空の高みを舞う
​青き永遠の穹隆の深みをー
何とわたしは夢中になって
ほめ称えることだろう
人が”自由”と呼ぶ神を

​何とわたしはすみやかに
自分の悲しみを忘れることだろう
古き恋、
はたまた新しき恋をー
そしてもはや苦しみは
私を苛みを諦めつけず
​瞳を決して曇らせることはない

 

場所:ウィーン 宮殿
いつ:1854年5月8日
年齢:16歳

4月24日に結婚式を挙げはやくも姑ゾフィーから立ち居振る舞いの規則等

厳しい言葉と指図を浴びせ指導されていた。
16歳の少女には牢獄のようだった。
​夢のような出会い・結婚式から一変、地獄に突き落とされたように感じる。
​ハプスブルク家の偉大さ?にどうしようも出来ないことに直面し頼みの夫フランツ多忙であり朝早くから夜遅くまで公務に励み相談できず孤立していった。
​1人瞑想や詩作の世界へ没頭するようになる。

​ホーム

​        「不毛の交換」

おお、もしも私があの小道を見捨てていなければ、
私は、自由へと導かれていただろう、、、
おお、もしも私が広々とした通りに居れば、かくも虚しい迷い子にはならなかっただろう、、、

私は1つの牢獄の中に目を覚まし
両手は鎖に繋がれている
常にはてしない憧れを胸にー
なのに自由よ!ああ、お前は私に背き続ける!

私は甘き夢から揺り起こされ
私の精神は監禁された
そして、実り無きこの”交換”を呪う
​それによって自由よ!ー私はお前を騙しとられたのだ

場所:ウィーン
いつ:嫁いでまもないころ
年齢:17歳

​ウィーンに嫁いで間もなく、強い孤独を感じたエリザベートはホームシックになった。

​そんな心情を詠ったのがこの「憧憬」

また若々しい春が巡って来た
そして木々を鮮やかな緑で装い
そして小鳥に新しい歌を教え
そして花をいっそう美しくほころばせる
 
けれどわたしに春の喜びが何だろう
こんな遠い異国の地にあるというのに
わたしは故郷の太陽を
​イザール川の岸辺を恋い慕う

場所:バイエルンを思って
いつ:1887年
年齢:50歳

生まれたときに前歯がありバイエルンでは「幸運の歯」と言われ幸運な星の下に生まれた徴として祝福された。
歯についてコンプレックスが多いと言われているが生まれたときの状態は幸せの象徴のようで自慢だった。
オーストリア皇妃として晩年を迎えていた彼女は、幸運だった自分の誕生日を振り返った。

「日曜日の子」
わたしは日曜生まれの子 太陽の子
太陽が金の光線を編み 玉座にしてくれた
輝きを編み 冠にしてくれた
その光につつまれ わたしは栄華のきわみ
でも太陽が消えてしまえば わたしも死ぬしかない

エリザベート詩

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